誇れるか?

今日偶然図書館で、ある芸術雑誌の表紙に印刷された見出しに目が行った。そこには『漫画はアートか?』とあったのだが、まんまと興味を引かれ中を見た。すると、そこには『漫画を変えた30人』といった特集記事があった。紹介されていた漫画家には何の文句はないのだが(自分にとってはすべてのプロフェッショナルは尊敬に値するし、大好きなCLAMP先生も含まれていたので)、その基準が画が上手いことでそうでないと素晴らしい漫画家ではないみたいなことが書いてあった。まあ、芸術雑誌なのでそう書くのはわかるがストーリー重視の俺としては納得がいかないのも事実だ。
漫画、俺は日本の誇れる文化の一つだと思う。アニメも好きだが日本のアニメはそもそも手塚治虫先生が漫画を動かして見れないか?声・音を聞けないか?といった想いを実現したことによってできたものなので、漫画無くしてアニメも語れないのだ。現在も漫画原作のアニメが大半であることからもそれは自明の理だ。何せ漫画原作のドラマも多くあるのだから、ストーリーが重要なのは言うまでもない。
そういう怒りとも取れないもやもやとした感情を抱えながら今日は家路につくのであった。